高校1年夏、クラスに馴染めなかった私は、鬱病とパニック障害を発症した。
外に出るのが怖くなったし、少しの人混みにも胸が苦しくなった。
数年の通院と薬の力でなんとか大学にいけるまで回復した。
その大学も行くのが苦しくなり3年で退学した。
逃げるように写真の専門学校に入ったが1年で辞めた。
どちらも電車の中で起こるパニック発作と人間関係が上手く作れないことが原因だった。
高1から10年以上経ち鬱病は治ったがパニック障害は続いているし、
ひどく落ち込むことがよくあったりと気分の波が激しい。
医者にそういう性質の人間だから上手く付き合って行くしかないと言われている。
最近になって、ようやく自分でもそう思えるようになってきた。
気持を作らなきゃ外には出れないので滅多に家から出ない。
それでも、これが私の普通なのだ。
それに気分のいい日は、気軽に近所のデパートに買い物にいけたり、
時には遠方へ遠出できたりする。
この作品ではそんな気分の波や障害と共に生きる姿を写しまとめた。