Crepuscule=薄明、薄暮の
Crepuscular=薄明薄暮性、夕暮れ・夜明け前の薄暗い時間に行動する生物の習性を指す
気がつくと明けるとも暮れるともつかない薄闇をぼんやりと歩いている。果実を拾ったりボタンを落としたりする。今落としたのだったかずっと前に失くしていたのでは?と思いながら拾った果実をぐずぐずと手の中で崩す。手についた果実の匂いを嗅ぎながら歩く。
10月は黄昏の国、失くしたボタンが森で待っている。
今回は約20点の木口木版画を展示します。
また、シリーズ作品を冊子の形にした小さな版画集も販売いたします。
よろしくご高覧ください。
小川淳子
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FB: 小川淳子(おがわじゅんこ・版画)
インスタグラム: ogawa.junko.77
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小川淳子略歴
東京都生まれ 多摩美術大学大学院修了。日本美術家連盟会員。日本版画協会会員。
受賞:2017年 川上澄生木版画大賞、審査員特別賞受賞。
2014年 Lessedra World art print annual mini print second prize(第2位)。
1996年 日本版画協会展、山口源新人賞。
1995年 ミヤコ版画賞展、大雅堂賞。
近年の展覧会
2023年 “Kwaidan-ラフカディオ・ハーンとの邂逅-アイルランド・日本交流美術展”参加
日本版画協会展(東京都美術館)/CWAJプリントショウ(代官山ヒルサイドテラス)
2022年 版と表現展~次世代による木口木版画の世界~(岩崎ミュージアム・横浜)
2021年 個展(柳沢画廊・さいたま市)。
2020年 ポルト市椿まつり関連美術展 出品 「A new life after a tree(uma vida nova depois de ser arvore)」(ソアレスドスレイス国立美術館、:ポルト大学美術学部美術館・ポルト市)。
「共鳴する刻(しるし)」-木口木版画の現在地-(CCGA現代グラフィックアートセンター)。