恵比寿弘重ギャラリーで春日えりかのソロデビュー個展:UNDISCOVEREDを開催いたします。
春日えりか(18歳)2005年ニューヨーク生まれ。3歳から創作を始め、マンハッタンの郊外で幼少期を過ごす。2015年に親の仕事の関係で上海に移住し、2018年から東京に在住。高校生活の傍ら作品を作成し数々の賞を受賞。今年の秋からイギリスの名門校であるロンドン芸術大学(University Arts London)のデザイン学科に進学予定。
デザイン作品は、若きアンディーウォーホルも受賞したアメリカの若手アーティストの登竜門と呼ばれるScholastic Art and Writing Competitionで金賞5つの地区優勝、全州最終戦で金賞と銀賞を獲得。ニューヨークのカーネギーホールでの式典で授賞される。その他UNIQLO x UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)コンペの日本人唯一のファイナリストに選ばれ、今年UNHCRの公式サイトで特別デザイントートバッグ販売予定。そしてアメリカにあるスミソニアン博物館系列モリス美術館の特別展 「Fresh Perspectives」で二作品が展示され「ミッドナイトスナック(夜食)」と題された作品は同美術館ウェブサイトのランディングページ画像と美術館のイベントメインポスターに採用され、今後のますますの活躍が期待されるアーティストです。
本展は「進化、誕生、共生」がテーマです。ペン、紙、絵の具、キャンバス、デジタル写真を通して、想像の風景や頭の中に住む気まぐれないきものたちを可視化し、変わりゆく進化と生き物の共存を表現しています。湧き出てくる線や自由な構造の展開は架空の生き物や仮想世界の中にある「生きる真実」を模索していますが、これは作品制作の過程において、溢れ出てくる自然発生性や「セレンディピティ(偶然性)」を大切にしながら創作している表れです。
今回ご覧いただく作品には空想の未来生物がたくさん登場する一方で、先史時代の洞窟壁画にインスピレーションを得たいきものも描かれています。作品のいきものたちはすべて生態系の一部であり、生態系宇宙そのものです。太古から現在そして未来へと続く「生きるという働き」は非常に複雑で、日々常に変化し止まることがありません。それは言い換えればアートのあり方、そしてこれからの人生をを象徴するものかも知れません。
オープニングレセプション:5月28日(火)18:00〜20:30(入場無料:ドリンクや軽食あり)
HP : https://www.erikakasuga.com/
Instagram : https://www.instagram.com/kasugart/