想像力の扉を開くのはどれかひとつの感覚でいい。
写真はその点、視覚としてそれに寄与する。
写真を見るということは、その瞬間にそこにあったはずの音も香も温も心も感じ取るという行為である。
大学生の日常は、講義やバイト、サークルや就職活動で埋まっている。
そんな日々の隙間にぽっかりと浮かぶ時間は、それぞれの色を帯びている。
日常から飛び出して、何ともわからない世界に踏み出す。日常を噛み締め、小さな発見に浸る。
キャンパスの片隅に落ちる午後の影、授業前の教室に漂う静けさ、コンビニ帰りに見上げた月の大きさ。そんな瞬間は、時において特別な記憶である。
それぞれの踏み入れる世界は全く異なり、私たちは写真を媒体としてそれを覗き、感じる。
誰かが切り取った世界が、自分の世界をガラリと変えるきっかけになることを思う。
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暑さに支配された感覚を涼しい部屋で冷やしながら、視覚に集中してみませんか。
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